50代女性・「陰部痛、尾骨痛・肛門周辺の痛み」

練馬区在住、50代女性の「陰部痛・尾骨痛・肛門周辺の痛み」の症例です。

「主訴」陰部痛・尾骨痛
 4年前に、仙骨を骨折し、2年半前に尾骨を骨折。現在の痛みは2年半前の尾骨骨折後から続いている。尾骨骨折後のリハビリ等のケアは特にしておらず運動もしていない。痛みがひどくなってきたのは去年の11月からで、「ズキズキ」した痛みや違和感,つっぱり感が常時続いており、1分位もじっと座っていられない。排便後の違和感もあるようです。この先もっと悪くなったらどうしようという不安感も常時あり、眠れないので安定剤を2日に1回飲んでいる。仕事はデスクワークであるが、椅子に座るととにかく痛いので仕事にならないで困っている。正座をすると少しらくになり、椅子の上でもすることがあるが見た目が悪いので困っている。この2年半でかなり治療という治療は数多くしてきている。整形外科での痛みどめによる投薬・湿布、注射、ペインクリニックでのブロック注射、鍼灸院での患部周辺の鍼治療、カイロプラクティック、スポーツ整体等、親類や友人、会社の仲間に紹介してもらって治療をするが一向によくならず。どこの治療院も3か月はまず通ってみようと思っていくのだが治療後も全然変化なし。
 痛みが出るまではスポーツクラブに行ったりして運動もしていたが,今はとてもじゃないが痛みがひどくてできず、1分位もずっと座っていられないので外食や友人との交流もできずに仕事だけは辞められないので何とか行っているが会社と家の往復のみ。台所に立っていてもズキズキ痛むので食欲もなく、料理も買ってきた惣菜が多くて昔は自分でお弁当も作っていたが今は全く作れない。映画も好きだがいけないし、焼肉屋さんにも行けない。何より7か月も美容院に行けないことがつらい…!
当院を知ったのは娘がインターネットで知り教えてくれたのがきっかけである。とにかく治してくれるなら藁にでもすがりたいような気持ちで来院された。

「院長による問診と理学検査の結果」
患者さんは「座っていると痛い」ので問診は立って行いました。問診とお尻周辺の理学検査の結果、「両臀部と梨状筋・回旋筋群の異常により固まった筋肉が陰部神経を圧迫して陰部周辺や肛門周辺の痛みや痺れ・違和感を感じているのでは」と判断し、治療計画をたてました。患者さんはとにかく年月が経ってしまっているので心の不安もとても強く「きっと自分のこの痛みはどこに行っても治らないだろう…」と思いこんでしまっているので治療では特に「心のケア」が大事であると初回から思いました。「通院さえしてくれれば絶対治ると確信しました!」
完治までのだいたいのめやすとしては、2年半経っているので「週3回の来院で2か月半位でかなりよくなると思いますよ」と話をし、通院してくれることになった。

「初診時の治療」
うつ伏せにもなれず、座れず、初診時はベッドで「横向き」のままお尻周辺の治療をする。

「初診時の治療後の患者さんの感想」
お尻周辺が少し軽くなって痛みが軽減されたような気がします。

「2回目(翌日)の感想」
朝、起きたとき少しいいような気がしました。

「7回目の感想」
最初来た時よりも楽になってきました。治療中に体制をかえるときに陰部周辺が気にならなくなった。

「12回目の患者さんの状態」
患者さんは体位変換時にいつも陰部周辺が気になるらしく手が自然と股間にいっていたがこのころから押さえなくなった。痛みがだいぶ落ち着いてきたようで夜になるとつっぱった感じになるが動いても痛みは出ないようになった。「カラオケに行きたい、焼肉屋さんに行きたい、美容院に行きたい」などと前向きな発言が出てくるようになった!

「2か月後の患者さんの感想」
とてもよくなってきたと感じています。先日友人と久しぶりにカラオケに行って来ました!友人がとても元気そうだねと褒めてくれました。普段の仕事中も痛みを忘れていることが多くなってきたようです。陰部痛は峠を越えました。少しづつ間を開けて通院してみようと思います」

「完治した後の患者さんの感想」
動くことがとにかく怖くて、動かしていいのか?、動かしてはいけないのか?自分で判断できないようになっていました。これ以上ひどくなったらどうしよう…って。先生の治療をはじめて受けた時に軽くなったのでもうこれは心を無にしてできるだけ来れる日は来ようと思いました。「会社が終わったら芳接骨院、会社が終わったら芳接骨院」と習慣にしてしまうように頑張ってきました。院長先生の治療は怖くなかったし、身体のことに熟知されていて、毎回わかりやすく自分の今の状態を説明してくれたので、ここなら安心して自分の身体を任せられる!と思いました。通うようになってから約1か月でかなりよくなったなあ~と思うようになって、陰部周辺のつっぱり感もなくなってきて「変化してきた」と思いました。7か月間も行けなかった美容院にも行って来ましたし、一番びっくりしているのが運動できるようになったことです!なんと朝晩走れるようになったんですよ!!椅子の上で正座することもなくなりましたし、仕事も辞めたいと思っていたが、周りの友人も諦めないで探していればいいところがあるかもしれないよと励ましてくれていたので待っていて本当に良かったです。歩きかたも変わったねと同僚にも言われ、落ち込むこともなくなりました。食事もおいしくいただけるし、肌つやもよくなり少し太りました(笑)私と同じように陰部痛で困っている人は沢山いると思うので是非みなさん芳接骨院の院長先生に治してもらってくださいね。

「陰部痛・尾骨痛の患者さんへの院長からのアドバイス」
 骨折が原因の事も多いのですが、女性でデスクワークの方には多い痛みです。痛い場所がちょっと恥ずかしい場所だけに、なかなか人に言えないことが多いし、どこに治療に行ったら治してくれるのかわからないのでこじらせてしまうことが多く、悪化させてしまう人が多い。最初は坐骨周辺やお尻に痛みを感じて訴えて来る患者さんが多いが、だんだん痛い場所が変わってきて陰部周辺に感じるようになってくる。
 とにかくデスクワーク中もずっと座りっぱなしにならないよう、最低でも1時間に1回は立って動くようにすることが大切です。
あとは日ごろからストレッチやウォーキングをしたり、入浴もシャワーだけですませずに湯船にしっかり浸かり運動を心がげて下さい。