50代男性・「膝痛」
板橋区在住、50代男性の「 膝痛」の症例です。
「主訴」腰痛
子供の頃から走るのが苦手でひどいО脚だった。
50代になり、ここ3年半前から膝痛に悩まされている。特に膝のお皿の外側に痛みを感じて
ガクガクと体が左右に動揺し、かなり歩行困難である。
強力なサポーターを両膝にしないと歩けない状態であった。
趣味も沢山あるのだが膝の痛みの為に仕事以外はほとんど何もできない日々を送っている。
病院の整形外科に通うも効果がなし。
「院長による問診と理学検査の結果」
原因は太ももの側面の腸脛靭帯炎と太ももの大きな筋肉(外側広筋)がかなり傷んでいるために
膝に痛みが飛ぶ「放散痛」と考えられます。
O脚が原因で腸脛靭帯が過度に常に引き延ばされた状態でストレスがかかっているので、
痛みが強まっているとも思われます。
最初は週1度の治療で様子を見ていきましょう。
「初診時の治療」
股関節の外側の筋肉(大腿筋膜張筋)とお尻の表面の大きな筋肉(大殿筋)の治療を行った。
初回でかなり筋肉も緩み、効果が出た。
「初診時治療後の患者さんの感想」
院内に入ってきた時よりも治療後は身体の動揺も少なくなって、両膝が軽くなっています。
仕事が忙しく出張が多いので、これから通ってこの両膝を治していきたいです。
「2回目の感想」
3日後の来院であったが、この数年間で一番膝の状態がよかったと思う!
「3回目の感想」
バイクに乗って通院しているのですが、足が軽くなって乗り降りも楽です。
腰も軽くなっています。
「5回目の患者さんの状態」
原因の腸脛靭帯の状態がとてもよくなっている。
治療には股関節・足首のストレッチも加えています。
日常生活でも膝の動きを良くするために足首と股関節の動きをよくして歩行をカバーするように指導をしている。
「膝痛の患者さんへ院長からのアドバイス」
膝痛でも原因は痛みを感じているところと違うところに原因がある場合がかなり多いのです。
膝の痛みの方は、減量もとても大事になってきます。
歩行時に股関節と足首に負担がかかるので、普段から柔らかくしておくことも大事です。
足腰が冷えないようにしっかりと湯船にも浸かってください。