ぎっくりは、ある日突然山頂でやってくる②

お疲れ様です!由美です

前回山頂でぎっくり腰になった話を書きましたが、好評につきその続きです!

ギックリになってもヘリを呼ぶ?という選択肢はありませんでした。

なぜなら以前同じような経験をしたことがあったからです。そう!ぎっくり腰は人生2回目。

「痛みは明日の朝が一番ひどい」ということがわかっていたので…多分下山できる!いや何が何でも絶対下山するぞ!の気持ちしかありませんでした。

院長を呼ぶといっても、なんと私のスマホの電波は山頂では入らず(笑)呼ぼうにもここは新潟です。高尾山ではない…(笑)

リーダーの「下山しましょう」の一声で、伸びない腰を支えながらゆっくりゆっくり歩きました。

完全に「ゆみおばあちゃん」です

涙が出そうになりましたが、リーダーが私の荷物を全部持ってくれました。

そして副リーダーが優しく先導してくださって、自らのストックも貸してくれました。

私の動きをみながらずーっと歩幅を合わせてくれて振り返りながら歩いてくれました。

2人はとても疲れたと思います(;゚Д゚)

↑これ完全にぎっくり状態です

湿原の平地を歩いていると時折腰に「ビーン!」と痛みが出現するようになりました。

魔女の一撃ってヤツ!!ズドーンと脳天に雷が落ちる感じもあるんだ

「痛っ!!」と何回いったんだろう??100回位言ったんじゃないか…

あまりにも「痛っ!」が続いたのでリーダーが気を効かせてくれて

「私のザックに痛み止めがありますけど飲みますか?」と。

院長の渋い顔と声が浮かびました。

「ギックリをやってしまったらとにかく安静にするしかない、寝て腰を休ませること、痛み止めは少し効く」

ありがたく飲ませていただき、痛み止めは確かに少し効きました。

特に2時間くらいたってから効いてきたような感じがしました。

こんなにいい景色も台無しです。景色を見る余裕はゼロ!

私が歩くのが遅いので下山するほかの登山客からどんどん抜かされます。

「どうかされたんですか?」ときいてくれる人もいて、「ギックリやっちゃいました」というと

「お大事に~!」といわれるんだ

毎日毎日接骨院で「お大事にどうぞ」「無理しないでね」「休んだ方がいいよ」と患者さんに口うるさく言ってる自分が

逆に山頂で患者さんになっているという現実に「悔しい~」「情けない」という気持ちでいっぱいでした。

長く感じました。

こんなに下山が長く感じたことがなかった( ;∀;)3時間で下山できるところ、4時間以上かかってしまい

ヘッドライトを付けないと暗くて見えないくらいで、到着したときは冷たい雨が降ってきました。

 

何とか下山!

途中、くじけそうになる私を支えてくれたのは仲間のおかげ。

本当に生きて帰れてよかった…ボロボロ、ドロドロ、腰は最悪、でも生きててよかった…

その後、自宅まで送っていただき院長と猫2匹が待っているあったかい我が家に帰ることができました!

ありがとう

そして失敗から学ぶということを痛感しました。人生山あり谷ありを身をもって経験した感じです。

でも腰以外はケガもなかったのは本当に運がよかった。ふう…

 

よい子と芳接骨院の患者さんは私のマネはしないでね!

では

 

次回完結編