ぎっくり腰②

「前回からの続き」

接骨院から東長崎駅までの道がこんなに長いと思ったのは、この11年近くで初めてだった。

それくらい、腰が痛くて足を引きづるようにトボトボ歩く。

北口のエレベーターを使い、改札内でもエレベーターを使い、最寄り駅でもエレベーターを使う。

電車内でも座るのはいいけれど立ち上がるのがきついので、手すりに近い座席に座る。

駅に自転車を止めていたのでそれを取りにいく階段がきつかったが、自転車を押しながら歩いた方がいいのではと思いつく。

よく来院する腰痛の患者さん達が「自転車には乗れるんですよ!」といっていたのを思い出し、

こんな状態でも果たして乗れるのか?と思って試してみたくなった。

思い切って乗ってみたら乗れた!歩くよりもずっと楽で、けっこうこれにはびっくりした。

ちんたら、ちんたらという感じでペダルをこいで自宅についたら

安心したのかどっと疲れが出てきた。

痛みがひどくなる。

食欲もない。まして食事の支度という行為が腰が痛すぎてできない。

食事の用意はお願いすることにした。

「ぎっくり腰になったらとにかく安静にしていてください」

「楽して、楽して、ごろごろしてください」

こんな言葉を患者さんに伝えていた私本人がなってしまったんだから…

安静にして自分で治すしか方法はない

とにかくもう今日は早く寝ようと思い、寝床についたが

横になるのもそ~っと、寝返りのたびに痛い、体勢を変えると響く

痛い、痛い、痛い痛い~

 

ということでぎっくり腰になった第1夜

なんとか眠りについた。 とほほ

 

続く