10代女性・「右肩の痛み・背部痛」

豊島区在住、10代女性・中学生の「右肩の痛み・背部痛」の症例です。

「主訴」右肩の痛み

半年前にダンスのレッスン中に右肩に痛みが発生。半年たっても改善せず当院を受診する前に他院で治療を受けるが改善しなかったので来院された。ダンス中にだけ痛みがでる。日常生活中は痛みは発生しない。現在ダンスは休んでいる。

「痛みの原因と当院の診断」
右肩の使い過ぎにより「棘下筋」(きょくかきん)肩甲骨の後ろの筋肉)にトリガーポイント(痛みや痺れの原因)ができていることが原因であると考えられる。
右腕を外転(横に伸ばす)、伸展(後ろに挙げる)させた際に右肩に痛みが発生するので、右腕を上げる際に背中でかばう為に背部痛も出現。
右肩の痛みは棘下筋のトリガーポイントが原因で、背部痛は脊柱起立筋(背中の大きな筋肉)で痛みの出る右肩をかばい痛みが発生している。2、3回ほどの治療で痛みは取れるでしょう。

「初診時の治療と生活指導」
干渉波治療器とホットパックで患部をあたためた後に、棘下筋のトリガーポイント治療を行う。肩の痛みは9割改善した。今日はなるべく患部を動かさないように指導。

「初診時の患者さんの感想」
右肩を動かしてもほとんど痛みが出ません!

「2回目の来院時の当院の所見」
患者さんは初回よりも明るい表情で来院。前回同様トリガーポイント治療を行い患部を確認。トリガーポイントは消失し動かしても痛みは出なかった。

「2回目の患者さんの感想」
肩を動かしても痛みが無くなりました。これでまたダンスができます~!うれしい!!

「当院からのアドバイス」
ダンスで激しい動きをしているとまた肩や背中に痛みが再発しやすいので、月に1回ほどのメンテナンスをするとよいでしょう!成長期なので身体が変化しやすいですから定期的にチェックすると身体の歪みや不良姿勢・猫背の予防にもなります。