「水泳・右肩のCRPS・右肩の痛み」13歳男子中学生・埼玉県入間市
本日の患者様。
埼玉県入間市にお住いの中学校1年生の男の子です。
水泳を10年程本格的に続けて頑張っています。
2カ月位前に突然練習中に右肩を痛めてしまい、練習を休みたくないので痛みをこらえて無理をしてしまったようです。
近所の整骨院・病院・そして大学病院をわたりあるいてでた診断名が「CRPS」
CRPS(複合性局所疼痛症候群)とは骨折や捻挫・打撲・ちょっとしたケガなどで中枢神経系を損傷した後に
感覚神経・運動神経・自律神経・免疫系等の異常により発症する慢性的な疼痛です。
原因となった傷の程度とは関係なく、傷ついたと考えられる末梢神経の領域をはるかに超えて痛み出します。
何らかの理由で交感神経が過剰に活性化することによると考えられています。
交感神経系が関与していないタイプもみられますが、原因が多岐にわたっているため
共通の病院がなかなか解明できず、簡単に治る場合もありますが、治らずに苦しみ続けている人も多くいます。
脳に残された痛みの記憶とも考えられていますが…
いずれにしても神経の代表的疾患と言われる原因不明の難治性の疼痛です。
当院にはインターネットでお母さんが検索して見つけてくれました。
CRPSは「えんらく治療」が多く効果をあげています。
私が銀座のクリニックで修行している時代にもCRPSで苦しむ患者さんたちを多くみてきました。
日本中からきていたので「なかなか治せる人がいない病気なんだなあ~」と思っていました。
この男の子は患部に「ピリピリ・ジンジン」した痛みと、腕を上にあげることができません。
お医者様からは肩が痛くなったのは疲労骨折をしてそのあとも筋トレや水泳をずっと続けていたからでしょう…といわれたそうです。
来院したときはもう2カ月以上水泳も休んでいましたから、毎日のように水泳をしていた13歳の男の子にとっては心にぽっかりと穴が空いたようになっていたのでしょう。
えんらく治療を週1のペースで約3ヵ月しっかりと続けました。
お話をしっかりと聞いてカウンセリングからはじまりました。
治療に入る前にお子さんとのコミュニケーションをとることがとても大切になります。
治療中は本当にいろいろなお話をしました。お母さんの事、お友達の悩み、将来の夢、治ったらどうしたいか、好きな食べ物はなにか?
現在この男の子が関わっている家族友人の誰よりももしかしたら密度濃くお話ししたかもしれません(^○^)
身体の痛みと心の痛みは繋がっていて…お腹の中にたまっている言いたいことを我慢していると
それが何年もだとたまってたまって痛みやしびれの原因になったりもします。
この男の子にはカウンセリングを重視しながら遠絡治療も症状の出ていない足首やふくらはぎ
ヘッドマッサージなどもストレス緩和でおこないました。
だんだん痛みがとれてきて3ヵ月で症状は落ち着いてきましたよ(^^)
「CRPSと診断されて薬が効かない
数カ所の病院や整骨院にいっても改善しない
なるべく自然な治療法を求めている」
同じような症状で苦しんでいる人がいたら一度「えんらく治療」をお試しくださいね。
担当:田中由美