「利他(りた)」の心がいちばん大事!~医は仁術展に行ってきました

私がずっとお世話になってきた師匠であります医師の柯尚志先生が、常々施術する者は「利他(りた)」の心を持つことが一番大事なことだとおっしゃっていました。また最近も千葉県の病院で施術中に院長先生や薬局長の先生からも「利他の心を持つことが病気が治る近道で、かつ病気にかかりにくくなる」という話が出たこともあって、本日は皆さんに「利他の心」についてお話したいと思います。

まず「利他」とは…仏教用語でもありますが、他人に利益になるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。人々に功徳・利益を施して救済することとあります。

私がよく読んでおります稲盛和夫さんの「生き方」という本にもこの話がでてきます。そこには利他とは「世の為、人の為に尽くすこと」と書かれています。

利他とういと何となく立派なもののように聞こえますが、シンプルに人を思いやる気持ちであってそれは家族の為に働くこと、友人を助けること、親孝行をすること、仕事をすること、学生さんだったら勉強することなど、どんな仕事でも人の役にたたない仕事はありませんし、家族の世話だってそれは本当に自分にしかできない大切なことです。奥さんの喜ぶ顔が見たいとか、子供に美味しいものを食べさせてあげたいとか、苦労を掛けた親に楽をさせてあげたいとか、そんなささいな周囲の人たちを思いやる小さな心がけがすでに利他の行為なんですね!

と、ちょっと長くなってしまいましたが、私たち施術家とこの利他の行為は本当に切っても切り離せないことなんだなあ…ってつくづく思います。

昨日上野の国立科学博物館で開催されている「医は仁術」展に行ってきましたが、「仁(じん)」というのも他を思う心であるということを知って再度考えさせられました!

←医は仁術展(館内は撮影可能でした)

この医は仁術展は6月15日まで開催されており、江戸の医から未来を眺める展覧会です。江戸時代の解剖図(妖怪退治の図)、五臓六腑の図、大変きれいな古い薬箱、ヒポクラテス像の掛け軸、奥田木骨、華岡青洲(世界初となる全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させた日本の医師)の手術道具の展示、解体新書、山脇東洋解剖図、江戸時代の鍼灸道具、貝原益軒の養生訓など、本当に興味深いものが沢山ありました!

現在の医学にも触れることができ、3Dプリンターによる臓器モデルに触れることができたり、からだのしくみがわかる体験コーナーがあったり、腹腔鏡手術などの内視鏡手術に使われる手術器具に触れたり体験することもできて大変充実した飽きない展覧会でした。私のような鍼灸師さんやお医者さん、医療関係者の方も沢山来ているようでしたよ!(何となく会話でわかりました)本当に勉強になり、まだまだ自分は勉強が足りないって考えさせられた1日になりました。

←五臓六腑の図

←江戸時代の薬箱、漢方薬

「利他」の心と「仁」

他人を思うやさしい心をもてばそれだけで温かい気持ちになって、自分の血流もよくなるものです!怒ったり、恨んだり、ねたんだり、なんで自分だけがこんなに辛いのか?と卑屈になって殻に閉じこもってしまわぬように、自分を解放して他人をいい意味で巻き込んで、わからないことは1人で悩まずにとにかく人に相談して、窓辺の花が明るい方に向くように私たちも何事も明るいほうに考えるように前を向いて歩いていきましょう!!

人と話をするってことが大事なんですね(^^♪

←薬看板「赤鬼、黒鬼」

←昔の鍼、私の行う施術も刺さない鍼(皮下に刺さない鍼)このころからも沢山刺さない鍼はあったんですね!

 

 

「利他よし、仁よし、よし接骨院」

 

 

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