10代女性・「足首の痛みと姿勢の悪さ・花粉症」トリガーポイント治療&遠絡治療

板橋区在住、10代女性・女子中学生

踊りを幼少の頃から現在も続けている「足首の痛みと姿勢の悪さ・花粉症」の症例です。

トリガーポイント治療と遠絡治療を同時に受けている患者さんです。

「主訴」

2年ほど前から左足首が痛くなりはじめた。痛くなるとしばらくすると治るので、病院に行くほどではなかった。踊りを2歳から習っている。1年前から正座をすると左足首の痛みや左足の甲あたりに違和感を感じていた。1か月ほど前から踊ると痛み、日常生活でも痛みを感じるようになった。特にフローリングの床などの固いところで靴下や素足のまま歩くと痛みを感じる。クッションの入った靴の時は痛みが出ない。整形外科を受診してMRIをとっても原因不明といわれ内服薬と湿布でも治らず当院を受診することになった。同時に姿勢の悪さ(左肩が下がって身体がゆがんでいる)も治したいという。

※体質的には以前から花粉症とアレルギーがあり、鼻水が出て困っている。

 

「痛みの原因と当院の診断」

患者さんは左足の甲が高く、もともとトラブルが出やすいのかもしれません。普段から左足の外側(特に小指側)に体重を乗せる癖が出来ていると思われる。一番痛めているのは左足の「短小指屈筋」で、ここにトリガーポイントが出来ています。この筋肉は足裏の浅層部を走行していて足の小指のみに働くとても小さな筋肉です。立位でバランスをとる動作に関係するので、踊りをする人や、サーフィンやスキースノーボードをする人も痛めやすいのです。左肩の下がり具合については勉強中の姿勢を改善しなければならないでしょう。右の腰の「腰方形筋」と「腸骨筋」を痛めており、常に左足重心の為に左肩が傾いて下がっているのでしょう。

 

「初診時の治療と生活習慣アドバイス」

 

左足の「短小指屈筋」にトリガーポイント治療をし、筋肉の緊張をゆるめた。「腰方形筋」と「腸骨筋」の治療も併せて行った。遠絡治療では鼻の治療に顔・首のツボ、腰の治療にお腹のツボを使用し、手足のツボを木製の押し棒で刺激をしながら血液循環の促進と自律神経の乱れを改善した。

「初診時の患者さんの状態と感想」

 

痛みがとれて足がとても軽くなった。鼻がすっきりしてきて頭が軽くなった。来院時に軽い頭痛があったのだが、とれた。夕方に患者さんのお母さんから電話があり、帰ってきてから全身がポカポカして元気になったようで、すぐに友人と遊びに行ってしまった(笑)帰宅後はいつも外出して帰ってくると「疲れた…」というのにすごく元気で、足の痛みも全くないと言っている。今日実は生理の3日目だったのだが、いつもならダルイはずなのに調子がすごくいいようです。

 

「2回目の治療と感想」

 

2日後の来院。治療した当日より今日まで足の痛みはない。当日はぐっすり眠れて、寝坊するくらい10時間くらいぐっすり眠れた!身体がポカポカしてびっくりした。いつもはお母さんに6回位起こされるが3回ですっと起きられました(笑)

前回同様の治療を行った。足のトリガーポイントは消失していた。鼻のすっきり感も継続している。

 

「3回目の治療と感想」

 

前回同様の治療。2日後のご来院。足の痛みもなく軽い。腰もとても軽い。今日は花粉がひどく飛んでいるのに、鼻の調子もすごくいいです。マスクが外せています。今日の治療で足の痛みは完治。お母さんから喜びの電話が夕方入り、「足の治療と鼻の治療で娘の‘こころの凝り‘もとれたようです!いつもよりよくしゃべる様になりました。

 

「この患者さんへのアドバイス」

 

普段から左足の小指側に体重を乗せる癖ができてしまっているので、対策としては左足の親指に体重をかけるか、難しかったら「右足に体重を乗せるように」していかないとまた繰り返してしまうでしょう。左肩が下がるのは左足重心の為にかたむいて下がってしまっているでしょう。この改善には右の首を伸ばすようなストレッチがいいですよ。ずっと踊りを続けていくには月に1度くらいの定期的なメンテナンスが大切です。花粉症やアレルギーも継続がとても大切なのでしっかり体質改善していきましょう。遠絡は生理痛にもいいですし、ホルモンバランスが整うので成長期のお子さんにおすすめです。

 

「踊りやダンスをしているお子さんへのアドバイス」

 

踊りやダンスをしている成長期のお子さんをお持ちの親御さんは、お子さんが足に違和感を持ち始めたときが一番いい治療のタイミングです。痛みが長引きますとつらいのはお子さんなので早めのご来院をおすすめしています。お子さんは治りが早いのでご安心ください。スポーツをしているお子さんには安心のYOSHIサポートでしっかり治しましょう!!