「ぎっくり腰」40代女性・専門職
本日は40代女性の方のぎっくり腰のお話です。
午前中、トイレから立ち上がった瞬間に腰にとても嫌な感じがしたそうです。
ギクッという感じではなく、腰全体に「ビーン」という感じがして、ぎっくり腰になったと思ったそうで
出勤前に診てもらいたいと当院にお電話がありました。
まだ動けなくなるような状態の前の施術依頼です。
具体的にはビーンと違和感が来てから2時間以内のご来院でした。
まだうつ伏せになれる状態であり、院長がギックリ腰の患部を特定するために触診をしましたら
「左のお尻の上部」が患部でした。
患部に触ったり押したり温めたりすると、火に油を注ぐようなもので
ギックリ症状がまさに炎上!!することになりかねないので
それ以外の筋肉を施術し、患部周辺、痛くなって歩けなくなることを想定し
歩行に関わる筋肉を中心に施術していきました。
患部には冷たい湿布を貼って終了です。
最短で治すにはとにかくたった今から腰に負担を掛けないようなことをするように指導。
安静にして、今日は湯船に浸からないでシャワーでさっと洗い流す程度にすることも伝えました。
「一番のピークは翌日の朝、ベッドからの寝起きが一番痛いでしょう!
必ず痛みは治まりますので、起きたときの違和感がなくなったタイミングで施術に来られるのがいいですよ」とアドバイス。
アドバイス通り、この方はぎっくり腰になってから5日後に来院されました。
患部の炎症も落ち着き、弱刺激で施術をおこないました。
やはり痛めた翌日の朝が一番痛く、その日の19時ころから急速に楽になってきたそうです。
次の日も基本は安静にして過ごし、仕事も休まずにできたそうです。
しかし、無理は禁物!最低1週間は運動などはせずに過ごすこと!
再発予防の為に「腰のストレッチ」毎日の日課にしてもらいました。
ぎっくり腰は「筋肉のおしおき」です。
もう限界!これ以上無理するな!のサインです!!
仕事に家事、ジムに趣味に元気に活動している割に、日々の腰のストレッチは全くしていなかったそうです。
「腰のストレッチを毎日します!」
「もうこんな痛い思いは二度としたくない…」「魔女の一撃は地獄」とおっしゃっていました(笑)
この方のようにぎっくり腰もなった直後はまだ施術可能ですが、
かなり痛みが強くベッドに寝たり起きたりがつらい状態、前かがみの状態が強い時は
炎症がありますので施術をするとかえって痛みが強くなりますので来院しない方がいいです。
ぎっくり腰の方は「お電話」でまずご相談くださいね!
こんな風になる前に「違和感」「疲れ」のタイミングで施術するとぎっくり腰の予防になりますよ。